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ホームセンターなどでなすの苗を購入するときは、下記の点を参考にしてください。
・茎が太くしっかりしている
・茎が間延びしていない
・色が濃く厚い葉が7枚以上ある
・最初の花が咲き始めている
また、初めてなすを育てる方は「接ぎ木苗」という、病気に強い別の植物と接ぎ合わせた苗を選ぶと失敗が少ないです。なすは連作に弱い野菜ですが、接ぎ木をしてある苗は長く収穫ができ害虫にも強いという利点があります。
植え付けのコツですが、はじめにプランターで栽培する方法をご紹介します。
まず、なすは深く根を張るため、深さ30cm以上のプランターを用意します。土は水はけの良い野菜用培養土を使用してください。品種は中長なすなど、あまり実が長くならないものを選んだほうが育てやすいでしょう。複数の苗を植えるときは、30cm以上間隔をあけるようにします。根を傷つけないように植え付け、風で倒れないよう長さ40cm前後の仮支柱を立てて、耐水・撥水性に優れている誘引用のテープや麻ひもで軽く結んでおきます。植え付けたら、プランターの底から水が流れ出すくらい、水をたっぷり与えましょう。
次に畑で栽培する方法をご紹介します。土作りですが、なすは収穫できる期間が長いため、土作りをしっかり行います。またなすは高温を好みますが乾燥に弱いため、土は有機物を多めにして保湿性を高くする必要があります。まず、土は酸性にかたむきやすいのですが、なすは酸性に弱いため、苦土石灰（石灰にマグネシウムを混ぜたもの）と堆肥を多めに混ぜ土を中和させます。その後、元肥（植え付け前に混ぜる肥料）として有機配合肥料やボカシ肥などを混ぜ込み、土を深さ30cm程度までよく耕してください。畝(うね)は幅1.2m・高さ10～20cmのものを作ります。苗の間隔は45cm程度あけ、植え付けたら水をたっぷり与えましょう。支柱はプランターの時と同様に立ててください。